ことの顛末…後編
ことが起こって早10日が過ぎた。
無くなってしまったカバンが出て来やしないかと
あきらめ気分の心のどこかでかすかに期待はしていたけれど、
世の中そんなに甘くないようだ。
なんとかならないものかと、
紛失届を出した交番に再度出向いて手続きし直したり、
いろんな人にアドバイスをいただいたり
(みなさん、いろいろありがとうございました)
……でもこれまで見つかっていない。
もう出てこないんだろうなぁと思うと
やっぱりちょっと悲しい。
カバンが無くなった経緯が本当はどうだったのかわからないけど、
もし他人のものがその辺にあっても気にしなくなってきたんだろう。
たとえ間違って持って来てしまってもそれを届けてやろう
という気持ちもおきなくなったか。
じゃぁ、自分だったらどうなのか。
物騒な世の中になってきているから
そこらへんに落ちていても中身を調べたりはしないんじゃないか。
……他人をどうこうと言えないな。
ただ、間違って持って来てしまったら
ごめんなさいしに行くだろう自分を信じてはいる。
いろいろなくなってしまったけど
大切なもの
通帳、携帯、手帳やアイデアノート通帳、デジカメ…
無くしてみて、
そして少し時間が経って、
わかった。
…物じゃないことが。
手続きが早かったことで実害が今のところ無いという状況での
「わかった」かもしれないが…。