明と暗
昼に北島の金で笑い、
夜オグシオの完敗で泣いた。
北島のインタビューを見ていると
かなりのプレッシャーが彼を覆い尽くしていたんだと感じられた。
前回アテネでは笑顔で「ちょー気持ちいい」と言葉にしたが、
今回北京では感極まって言葉にならなかった。
オリンピックという最高の舞台に立つ人たちは
肉体はもちろんのこと精神的に強くなければメダルを手にすることは出来ない。
競技中の他を寄せつけない強い北島が見せた競技後の涙は、
世界記録という最高の結果で優勝した彼の緊張が緩んだ一瞬だったのかもしれない。
精神力ということでは、
負けてしまったオグシオコンビには、その状況があまりに過酷であったかもしれない。
昼間に世界1位の中国ペアに対し日本のスエマエコンビが大金星の勝利をあげている。
ホームの中国としては格下の同じ日本のチームに続けて負けるわけにはいかない。
完全アウェーの凄まじいばかりの中国ペアへの大声援の中、
ほとんど何もすることが出来ずに終わってしまった。
一昨日の夜、初めてバドミントンの試合を通して見た。
オグシオという人気コンビがいなければ見ていなかったかもしれない。
当然バドミントンのことは不案内である。
であるが、日本びいきの目からは納得のいかない場面もあった。
シャトルが落ちた地点がコートの中か外かでもめたが、明らかに外。
中国ペアもシャトルが落ちた瞬間には顔をしかめている。
日本の得点であったはずだが、審判も会場の雰囲気にはのまれるんだろうなぁ。
第1セットの序盤にサーブを打つ寸前に中国ペアから
サーブする時のシャトルの位置が高すぎるんじゃないかとクレームをつける。
これだけならまだしも、
クレームに審判が対応中に観客に向けてラケットを振り回し同意を求め、
それに対する会場の一丸となった声援でオグシオコンビにプレッシャーをかける。
試合巧者であり、ホームデシジョンと言えばその通りであろう。
が、勝つためには手段を選ばない必死な姿勢にも見えた。
あのクレームと大声援にオグシオコンビはやられたのかなと感じた。
もちろん日本を応援する側からの負け惜しみでもある。
同じようなことを日本でのバレーボールの試合ではやっているのだから。
ニッポン チャチャチャ と。
完全なアウェーの中でも冷静に力を出し切る精神力。
世界のトップになるには必要なもの。
勝ち進んだスエマエコンビにはまわりを気にしない図太さを持って戦って欲しい。
テレビの前で完全スエマエびいきで応援してます。
がんばれニッポン。
だんだん自分が国粋主義者になっていくような気がする。
オリンピックって怖いな。