小説 圓朝
明治の落語の大名人、三遊亭圓朝。
その修業時代の様子を正岡容が描いている。
もともと落語好きである私だが、圓朝という名しか知らなかった。
軽妙な文体でなかなか面白い。
昭和18年刊の本であるにもかかわらず、難しいところもあまりなく
すーっと言葉が頭に入ってくる。
最後に寄席に行ったのはもう10年くらい前。
池袋演芸場。
その日とりは桂文治だった。
「まんじゅうこわい」でおおいに笑わせてもらった。
田舎に車で帰る時は落語のカセットテープを聞きながら運転をしていた。
何せ東京-鹿児島間、1500キロである。
三遊亭圓生のシリーズで眠気を笑いに変えていた。
日本の話芸という番組もよく見ていたなぁ。
と、そういう落語の好きの琴線に触れるものが今月7日に発売された。
デアゴスティーニ「隔週刊 落語百選DVDコレクション」である。
創刊号は特別価格の……っていうやつ。
いろいろ解説がついて、特製バインダーがどうの桐製和風DVDラックがどうのと
ちょっとうっとうしいアレ。
白無地扇子も付いてくる。
創刊号の噺家列伝は古今亭志ん生を取り上げる。
……買うのか。
買ってしまうのか。
創刊号は790円だし……。
きっとこれは、あぶないな。