阪神の人去る
阪神の顔ともいえる人が去っていく。
昨夜のクライマックスシリーズの敗戦が最後の試合となった。
なかなか癖のある監督さんだったように思う。
もっと癖のある野村さんや熱血漢星野さんの後に阪神の指揮をとったから
目立たなかったが、年を重ねるごとにその人となりが見えるようになって来た。
シャイな人なんだと思う。
勝利インタビューでもそうそう笑ってくれない。
淡々とブツブツと答え、頻繁に首を傾ける。
それだけに、時に見せる笑顔はかわいらしいとさえ思える。
あごを少し上に突き出し、首を傾けながらベンチからでて来て
選手交代を告げる。
眉間にはしわが寄り、疲れたような奥目で試合を見守る。
見た目はしょぼい。
藤山寛美…まんまである。
が、この人は内に秘めた情熱があった。
阪神が大好きだったんだと思おう。
燕のいつもヘラヘラと笑っている人や(私は燕ファンであるが…)
龍の冷静さを装って今ひとつ覇気のない人とは違う。
最後に選手に言葉をかけながら男泣き。
やり残した事はまたいつの日かやり遂げる事を期待している。
寛美がいなくなるのかぁ…。
またもひとつの時代が過ぎていく。
そして新たに色男がやってくるらしい。